注文住宅と建売住宅のどちらが良いか?メリットとデメリットの比較
- Mizokami AndM
- 4月3日
- 読了時間: 6分
【注文住宅と建売住宅のどちらが良いか?メリットとデメリットの比較】
注文住宅と建売住宅の選択には、それぞれの特徴があり、どちらが良いかは個々のニーズによります。以下にそれぞれのメリットとデメリットを記載しておりますので、詳しく見ていきましょう。
■注文住宅のメリット
○高い自由度
土地選びから設計プランまで、自分たちの希望を反映させることができます。どんなデザインにするか、どんな建材を使うかまで自由に選べます。
○オーダーメイドの家
建築士や住宅メーカーと相談しながら、理想の家づくりを進めることができます。特定の間取りや設備にこだわることも可能です。
○予算の調整
こだわる部分に予算をかけ、そうでない部分は節約するなど、メリハリをつけた家づくりができます。
■注文住宅のデメリット
●土地探しの難航
希望の土地が見つからない場合、家づくりのスタートが遅れます。また、土地の場所や大きさにより建築に制限がかかることもあります。
●費用が高くなりがち
家族全員の希望を取り入れた結果、予算がオーバーする可能性があります。総じて建売住宅より高額になりやすいです。
●長い工期
土地探しから設計、建築までのプロセスが長いため、完成までに1年前後かかることが多いです。
■建売住宅のメリット
○即決しやすい
既に完成しているので、立地、間取り、価格、周辺環境をすぐに確認できます。検討がしやすく、決定もスムーズです。
○コストパフォーマンス
土地を一括で購入し複数の住宅を建てるため、価格が抑えられることが多いです。
○早い入居
購入が確定し、入居準備が整い次第すぐに住むことができます。注文住宅に比べて入居までの期間が短いです。
■建売住宅のデメリット
●設計の自由度が低い
既に建築済みのため、間取りや設計を変更することは基本的にできません。希望通りの家を見つけるのは難しいでしょう。
●施工の見えないリスク
建築過程を確認できないため、手抜き工事のリスクがあります。不動産会社の知識不足も考慮する必要があります。
●信頼関係の重要性
引き渡し後も販売会社との長い付き合いが必要です。信頼できる会社かどうかを見極めることが大切です。
これらの点を考慮し、注文住宅と建売住宅のどちらが自分たちのライフスタイルや予算に合っているかを慎重に検討することが重要です。
■注文住宅、建売住宅どちらが適しているか?選び方のポイントと向いているタイプ
注文住宅と建売住宅はそれぞれに異なる魅力があり、どちらが適しているかはライフスタイルや予算によって異なります。ここでは、それぞれの選び方のポイントや適している人の特徴について解説します。
[注文住宅と建売住宅の比較ポイント]
注文住宅と建売住宅を比較する際には、以下の3つのポイントに注目しましょう。
1.費用
[注文住宅]
建築費や諸費用など、初期費用が高くなる傾向があります。予算に余裕がない場合、慎重に検討する必要があります。
[建売住宅]
まとめて建てられるため、スケールメリットで価格が抑えられることが多いです。
2.間取りや設備
[注文住宅]
設計の自由度が高く、間取りや設備にこだわりたい人に最適です。家族の増加やバリアフリーなど、将来的なライフスタイルの変化に対応できます。
[建売住宅]
既に間取りや設備が決まっているため、個々の希望に合わない部分があるかもしれません。
3.入居タイミング
[注文住宅]
土地探しから設計、建築まで時間がかかるため、入居までに1年以上かかることが多いです。
[建売住宅]
既に完成しているため、購入後すぐに入居できる点が魅力です。
■注文住宅に向いている人
以下の特徴に当てはまる人は、注文住宅が向いています。
・自分の理想に合わせて細部までこだわりたい人。
・将来的なライフスタイルの変化に対応したい人(例:子どもの増加、バリアフリー化)。
・特定の素材や工法、ハウスメーカーにこだわりがある人。
■建売住宅に向いている人
以下の特徴に当てはまる人は、建売住宅が向いています。
・住宅ローンの審査をスムーズに進めたい人。
・できるだけ早く入居したい人。
・手間をかけずに購入を決めたい人。
・コストを抑えて一戸建てを手に入れたい人。
■まとめ
新築戸建を購入する際、注文住宅と建売住宅のどちらを選ぶかは、多くの人にとって悩ましい問題です。それぞれの特徴を理解し、自分のライフスタイルや予算、入居タイミングに合わせて選びましょう。
注文住宅: 土地探しからスタートし、理想の家を一から作ることができます。設計の自由度が高く、こだわりを反映させられますが、土地探しや予算管理が難しい場合があります。
建売住宅: 既に建築済みのため、価格が明確で検討しやすいです。入居までの時間が短く、コストを抑えやすいですが、設計や間取りの自由度が低い点がデメリットです。
どちらの選択が適しているかを判断するために、建築時の費用やランニングコスト、家の間取りや設備、入居希望時期などを総合的に考慮することが大切です。自分に合った住宅を選び、理想の生活を実現しましょう。
当事務所では工務店さんや不動産屋さんからのご依頼で建売住宅の設計も、注文住宅の設計も、両方対応しております。家づくりで気になることがあればお気軽にお問い合わせください。
■福岡・博多で資金計画に配慮した注文住宅を建てるならAndM建築工房へ
家づくりのコンセプトは、ご家族構成や土地の条件、ご趣味など、様々な要素とご要望によって形成されます。お客様の願いを実現するためには、設計力と実現する建築力が必要です。 AndM建築工房では、ビルトインガレージや中庭、スキップフロアなど、それぞれに最適な条件で、お客様のご要望に合ったプランをご提案させていただきます。

この記事の編集者
AndM建築工房 一級建築士事務所
代表/一級建築士 溝上 拓己
1977年 長崎県生まれ/福岡市在住
2000年 大学卒業後、建設会社、建築設計事務所、不動産会社勤務を経て、2018年AndM建築工房として活動開始。
建築設計・現場管理を経験し、構造・用途ではRC造共同住宅から木造戸建て住宅まで携わる。その経験と実績を基に不動産会社にて建築企画から販売サポート(接客)まで幅広く業務をこなし、新規部署(建築企画部)立ち上げにも携わる。クライアントやエンドユーザーとの対話から要望を形にしていく姿勢には定評があり、福岡を中心に住宅の建築設計を多数手がける。
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